2005年2月14日  
White Water 5mile&Ymirのトップより正面ボウル
曇りのち晴れ時々雪/膝パウダー

BC入口(9:30)〜5Mile入口滑走&登り返し(11:00)
〜ランチ&ハイク(12:00)〜Ymirトップより滑走(13:40)

マサト、スミヨ

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昨日は「ネルソンパウダー祭り」で、ゲレパウしか頂いてなかったので、今日はいよいよパウダーたっぷりの山へBCで入ることにしていた。いつも通りスキー場に到着してみると、同じことを考えている人間は多いらしく、BCの道具の詰まったバックパックを背負っているスキーヤーがたくさん。これは遅れを取っては行けないと、1本滑った後に登りの準備をした。
リフトからYmirの正面ボウルをチェックしたが、トラックは少ししか入っていなかった。なぜなら、昨日はハイクしなくても十分パウダーが滑れたし、晴天&雨&高温が続いた後の降雪だったので、雪崩のリスクもあったと思う。みんな昨日は様子を見て、今日は待ってましたをばかりに登りにきたという感じだ。

今日滑る場所は5mile。Ymirの裏側のロングコースを、このパウダーの中滑って気持ちよくない訳が無い!いつも通り、Ymirの尾根の一番低いところまで30分くらいで到着した。早速5mileのコースをチェックしてみると・・・・ゲゲっ!すてに何本かのトラックが入っている!!私たちもリフトが動き出してまもなく登り始めたというのに、もうすでにトラックが入っているということは、昨日やはり登りに来た人達がいたのだろうか?やられたーっ!
尾根を30分くらい歩いて、大きな岩のところまでくると、そこでスキーは板を脱いでツボ足で登らないといけない。なぜならそこは超スティープ&アイシーな岩の上を登って行くアドベンチャーコース。私はこの登りが大嫌いで、Ymirのトップに行くのにここを通らなければいけないと考えただけで、憂鬱になるくらいだ。

今日はアイシーな面にパウダーが積もって、しっかりキックステップでクランポンが噛んだのを確認しながら登らないと、ズルっと行ってしまう・・・。這うようにして登る斜面が2回あるのだが、一本目はなんとかクリア。そこで気が抜けてしまったのだろう、その後のトラバースで谷側の足を前に出した途端、足下の雪がザザーっと崩れ始めた。「あっ!」と思った瞬間には4Mほど滑落。ポールが雪面に引っかかって止まっていた。下を見るとずっと下までスティープな斜面が続いていた。
だからここ登るのは嫌いなんだーっ!と心の中で叫びつつ、気を取り直して登り始めた。さっき5mileの斜面を確認した時に沢山のトラックが入っていたはずなのに、ここを通ってYmirのトップまで登る人はそういなかったようだ。毎回毎回、雪を掘るにして足を引っかける場所を作らないと、ツボ足の後ではポケットが浅すぎてスノーシューはずり落ちてしまうのだ。



なんとか必死でトップまで到着。5mileコースはドロップポイントによってはいくらでもパウダーが残っていた。久々の面ツル斜面&絶好のロケーション。何せ距離が長いもので、3回くらいに分けながら滑走&撮影した。最初のドロップポイントあたりが一番日が当たらなくて、雪も調子いい!「これだよ、これ!板が浮く感覚って」まるで久しぶりに満足のいくパウダーを滑ったようだった。

一番ボトムまで滑り降り、そこから登り返し。1時間弱くらい登って、尾根のところでランチをとっていると、すぐに同じ斜面を3人のカナダ人スノーボーダーが登ってきた。するとその中から、「コンニチハ〜」という声が。「日本人デスカ?」となかなか流暢な日本語をしゃべるローカルに、こんなところで出会うとはビックリ!聞けば何度か日本に来たこともあり、「Trance World」と「Snowing」のビデオ制作に関わっていたという。
そういえばこの山で出会うスキーヤー及びスノーボーダーは、みんなハイレベルで、Ymirのとんでもないシュートを滑り降りているトラックの跡とかたくさんあったりする。そんな人が混ざっていても不思議ではないよなーと思った。

ランチの後、いつものように大きな岩のところまで歩いて、そこから正面のボウルを滑るかと思いきや、「雪のいいうちにトップから滑り降りるぞ!」と悪魔の声が・・・。”えーっ!またあの滑落コースを登るの!?”と思わず声が漏れてしまったのは言うまでもない。できるのであれば、明日もここを登らないですむように何とか言い訳を考えようかと思ってたくらいなのに、完全に上下関係ができてしまったここではMリーダーの声に逆らうことはできない。
それでも少しづつ高度をあげて行く間に、何度か「ほんとに上まで行くの?」と確認していたら、「しつこい!!(怒)」と一喝されてしまった。ちぇっ。


必死にまた滑落コースを登りきり、トップに到着したころ、時間は14時近かった。ちょうどスキー場に向かって降りる時間帯が重なったようで、私たちの後ろから何人かこちらに向かって登ってくるスキーヤーが見えた。そこでマサトのPJ魂に火がついた!「さっさと用意しろ!」やっとの思いで頂上に登り、”よくやった、えらいぞ”と休憩タイムでももらえると思いきや、いきなり滑りの準備。ほんとに泣きそーだ。

後から来たスキーヤーというのが、ネルソンにスキーバムに来ているスウェーデンのメンバーで、彼等はしょっちゅう山で出会う。聞けば、今日の滑りまくるために朝7時にスキー場に到着し、リフトが当然動いていないので下から登り、5mileを3回やっつけてきた後だと言う。なんと体力のそこ知れない方々・・・・!
朝早い時間に斜面に沢山のトラックが入っていた理由が、これでわかった。


さっさと準備を済ませて最初に私からドロップすることになった。
ところがこのドロップポイントというのが、岩だらけのスティープ斜面で、最後まで危険度たっぷり!正面ボウルは上のほうは良いパウダーが残っていたものの、途中からは今日入った沢山のトラックでパンピー斜面になっていた。登りですでに200%の体力を使い尽くしてしまった私は、そんなバンピー斜面を足で吸収できるほどの力さえ残っていなく、かなりダメダメな滑りに徹してしまった。
ボトムまで降りてきたら、マサトがカメラを降ろしてこう言った。
「今日の滑りはぜんぜん使えねーな」

た、たしかに・・・。どうやって滑ったらいいのかわからない雪質とスティープな斜面になると、スーパー後傾になってしまう私。まずはこっから直さないと、いつまでたっても13Filmsの映像にハイクシーンしか出演できなくなってしまう・・。いや、登りも遅いからそれさえも危うい。
ともかく沢山の課題を残した1日だった・・・。