磐梯山

2002.2.23 晴れ


◆member:マサト、ハヤシくん
◆route: ミネロ第4リフト降り場〜赤埴山〜東尾根トラバース〜磐梯山〜南東の沢を滑降(途中昼食)〜猪苗代スキー場
◆schedule:
9時出発〜12時半滑り出し〜13時半昼食


赤埴山頂上から磐梯山方面を望む。ほんとに岩が赤い!



東尾根に向かう途中。むき出しの岩が火山っぽい。



ここが東南の沢。結構斜度があります。


マサトのライディング。見て!スプレー上がってる。



サービスショット、ハヤシくん。



イスを作って、ランチの準備。



猪苗代スキー場で磐梯山をバックに記念撮影。祝!制覇。

    
今年初の東北遠征!この日は朝方東京を出発し、東北道をひた走る。
猪苗代インターに着いたときは7時くらいだろうか、すでに朝日に照らされた雄大な磐梯山が目の前にそびえている。独立峰のせいか、1818Mという標高以上に高い山に見える。
今日はあそこを登るのかー、すごいなと自分でも感心するくらい。

昔よく、新潟で2月になると朝方気温が低い間、雪面が硬くパックされてどんなに走ったりしてももぐらない”しみわたり”という現象(?)があったのだが、今日の猪苗代はそうらしい。
犬の散歩をする子供たちが雪面の上を楽しそうに走り回ってる。そういえば自分も子供の頃、犬を連れてよくやってました、おんなじこと。

朝から妙〜に懐かしい気持ちになり、目指すは猪苗代スキー場へ。
駐車場からは真下に広大な猪苗代湖が見え、まるで海のようにとてつもなく広がている様子に、感動!新潟にはないスケールの大きい風景。
磐梯山は初めてとあって、山の装備の確認をいつもより念入りに行う。

最初のリフト乗り場で待っていると、係のおばちゃんに「山、登るの〜?」と声を掛けられる。
ここのスキー場は入山に対するチェックが厳しいと聞いてたけど、山の道具背負ってる人にはみんな、あーやって声を掛けるんだろうか。
ところがこのおばちゃん、アタシには目もくれない。話し掛けるのはマサトとハヤシくんばっかり。 そういやおばちゃんのメイクもド派手。奴らもあんまし若くないのによぉ〜と心の中で思うが・・ま、いいか。
早速おばちゃんの指示で、入山届はミネロ第4リフト降り場近くのパトロール小屋に提出に行く。

最初に赤埴山を経由して行くのだが、いきなり登り始めからから急斜面直登。
写真係の私は最後尾に着け(というか一番楽だから)、いつものようにマサトとハヤシくんの背中を追いながら頂上を目指す。
時々後ろを振り返りると、猪苗代湖の水面が太陽の光に反射してキラキラ光っている。急斜面に立っているとあたかも足元に湖があるようで、このまま斜面を転がっていったら勢いで辿り着けそうなくらい・・・。
とまあ色々頭の中で考えているうちに赤埴山の頂上に到着。
ちなみこの山は”アカハニ山”と読むので、マサト曰く通称”レッドハニー”。”八幡平”は"エイトマンタイ”、ちょっと日本語覚えたての外人さんのように発音するのが、正しいんだそうだ。なんじゃ、そりゃ。

赤埴山の頂上付近は風が強いせいか、雪がほとんど付いておらず、溶岩のような岩が剥き出しになっている。
クランポンが傷つかないようスノーシューを脱いで、一番上まで登り、まずは記念撮影。ともすると、スキーヤー3人組みのパーティーがやってきた。何度か磐梯山を登ってるらしく、ここは午後から天気が崩れやすいから気をつけて、との忠告をいただく。
一旦赤埴山を少し下るが、ここはかなり斜度があり、ちょっとしたスノーシューダウンヒルコース。慣れないあたしは案の定前につんのめってコケた。そしてそれを後ろから見てたハヤシくんは鼻で笑ってた。くそっ。

いつの間にやらスキーヤーに追い越され、彼らは裏磐梯の北側のコースに向かうが、私たちは当初の計画通り、東尾根をトラバースするコースへ。
今思えば東尾根はスキーにシールじゃ絶対滑落してしまうようなコース。何度もここ登ってる彼らはそれをわかって違うコースを選んだと思われる、きっと。
尾根は風で△型に雪面が削り取られ、歩ける幅はスノーシュー片足×1.5位の広さ。
そして両サイドとも急な崖。硬い雪面にクランポンがしっかり噛んだのを確認しながら一歩一歩、慎重に進む。前を進む人間が滑落することも予測して、2次災害の起こらないようにそれぞれ間隔を十分に空けながら。
この時、自然と会話は無くなり、辺りには緊張した空気が張り詰めていた。
この時感じたのは、バックカントリーの道具の性能一つひとつがいかに重要かということ。だってここでスノーシューのバックルのシステムがイカれてて、少しでも外れてしまってそれがきっかけで足を踏み外したとしたら・・・・うーん考えるだけでも恐ろしい。

そうこうしているうちに、さっきのスキーヤーの忠告じゃないけど、天気がだんだん怪しくなってきた。風もさっきより強くなっている。
磐梯山の頂上は目の前だったが、安全に山を降りることを第一に考えてそこから下山することにした。かなり後ろ髪を引かれる思いだったけど。

撮影の準備をし、マサト→あたし→ハヤシくんの順に滑り降りる。
最初の斜面は一番斜度があってかなりビビリターンをしてしまったけど、一番パウダーが残ってたかも。その証拠にみんなの滑る様子を確認した上で最後にスタートしたハヤシくんは、結構いいスプレーあげてたもんな。
2台のDVC+1台のDCで撮影は万全。滑降した南東の沢は誰もおらず(トラック1本もついてない)、私たちの祈りが通じたか太陽も顔を出し、コンディションも万全。
今シーズンで3本の指に入るくらい気持ちいい滑り&かっちょいい映像を残せた。

みんなおなか一杯楽しんだ後で、林に入る手前の緩い斜面で遅めの昼食。
毎週のように山に持参している、セブンイレブンの”いちご&ホイップサンド”が適度に冷えて美味しい!カップラーメンもサイコー!
やっぱり雪山で美味しい空気吸って、キレイな景色眺めながら食べるゴハンほど美味しいものはありませんなぁ。
昨年の11月から禁煙してるんだけど、雪山での昼食時は特別に喫煙を解禁。タバコもうま〜ぁい!みんな揃ってご満悦。

ここから先の下りは結構しんどかった。
何故かというとだんだん沢が狭くなっていて、おまけに硬〜い雪の岩がゴロゴロしてたから。 板を操れるような代物では無くて、ただ転ばなければいいといった感じ。ホントに下の方はもうシーズン終わりだな、と思わせるコンディションでした。

猪苗代スキー場からかなり西の方へ逸れて滑降したので、遊歩道にぶつかった所で板を脱ぎ、スキー場方面に引き返す。
15分くらいは歩いただろうか、無事猪苗代スキー場に到着。
そして磐梯山の見えるゲレンデに移動し、終了の記念撮影。
みなさん、よくできました。ほんとお疲れ様でした。